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マッサージへ向かえ

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Last Updated on 2024年4月5日

こ…こんな…事が…これは…何かの…間違いだ…植物のように平穏に生きたいと願う…このたおの人生に…こんなヒドイ事が…あっていいはずがない…
時は2010年6月12日。
背中がなんか痛いので、『みなとみらい』の「万葉の湯」に、風呂に入りがてらマッサージしに行ったのがことの発端である。
とりあえずくそじじいみたいな精神で生きてる知人が二名いるので、その健康ランドに行くのが趣味みたいなヤツらを連れて我が愛車『ネイキッド』で向かった。
途中、ガソリンが赤いラインを指して立っていうか、Eのところを指してるというファンキーな事態になってい。だが問題ない。俺は気にせず運転をしてやろうと思った。
そしたら横の知人グラップラー涼太と名乗るものがこう呟いた。
グラップラー「おい。なんかガソリンほぼ空なんだけど…。おまえ何やってるんだたおーッ スピードとエアコンが最大なのはともかく理由を言えーーーッ」
俺「「ガス欠」…そんな言葉は使う必要がねーんだ
なぜなら オレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際にガス欠しちまって もうすでにガソリンは空だからだッ!
だから使ったことがねェーッ」
グラップラー「うるせえ。早くガソリンスタンドへ向かえ」
俺「はい。」
とりあえずセルフのスタンドに向かい、ガソリンを入れた。
ついでに洗車して、俄然、元気ハツラツ発情シタミタイニ向カッた。「スシロー」に。
寿司が食いたくなったから『万葉の湯』に行く途中で勝手に入った。
そして事件は起きた。
『財布がない』
車のどこにもないのだ。
まず落ち着いて推理する。真実はいつもひとつだ。素数を数えて落ち着け…。
洗車のときに財布を出し…スシローまで一度も車のドアを空けていない。
つまりガソリンスタンド以外で失くしようがないということ!
とりあえず、二人に先に寿司食ってろと言い残しガソリンスタンドへ向かう俺。
しかし現実は非情である。
…なかった。そして冒頭へ…。
とりあえず俺もスシローでウニを9個食って、その後3人で捜索することに。
なんてイイヤツらなんだ…。
と思ったら、一人はタバコ吸って鼻ほじってやがった。糞の役にも立たなかった。
まず、クレカを止めまくらねければならない。
4枚も入ってやがったのですげーめんどくせー。誰だあんなにクレカを財布に入れた馬鹿は!
そんなとき。2枚目を止めようとした時。突如こんな声が!
グラップラー「げっ。あった。」
なんと!あったとなっ!!ん?「げっ」ってなんやねん。
俺「どどどどどどどどこにあったんだな!!?」
グラップラー「俺の鞄に入ってた」
俺「あ!!?」
グラップラー「俺の鞄に入ってた」
俺「1度でいい事を、2度言わなけりゃあいけないってのは、そいつが頭が悪いって事だからです。
ってやかましいわ!!なんで貴様の鞄に入ってんだこのやろう!」
グラップラー「え?さあ?俺入れた覚えないぞ。」
俺「なんだ。俺が入れたのか。」
グラップラー「そうだ。」
俺「入れるか!ボケエエエ!!」
グラップラー「そもそも後ろの席にずっと置いてあったからずっと助手席にいた俺は入れようがないだろう。」
俺「じゃあ。後ろでハナクソほじってるヤツが犯人か。」
グラップラー「そうだ。」
鼻くそ「いや。その理屈はおかしい。俺はおまえのスマートフォンでずっと花札してたぞ。」
俺「ぜんぜんアリバイが成立してねえええええええ!!…ま。いっか。財布が見つかればこんなザワールドくらったポルナレフのような心境などどうでもいい。俺は背中が痛いんだ。早く行くぞ。」
事件は迷宮入りした。
あとマッサージは素晴らしかった。